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第1章 健と舞の過去

「そ、そんな…」

津波が引いた後…

舞は町へ舞い戻り必死で仲間を探したが…

舞が再会したのは…

静かに眠るとめと与太郎…

良太は行方不明。

与太郎は舞を丘に逃がした後引き返して

街の老人たちを救っていた。

「そ、そんな…
い、いやぁぁぁぁ！！！」

舞は二人の前で崩れ落ち泣き叫んだ。

それに追い打ちをかける様に

「あ、いたいた！！
舞ちゃん、大変だ！！」

「え？？」

泣きながら振り返るととなりの叔父さんが

舞の肩をしっかり掴み

「舞ちゃん、
気をしっかり持って聞くんだ。
君のご両親は…」

舞はその言葉にすぐに両親の

身に起きたことを感じ取った。

「え？嘘でしょ？嘘よね？
嘘だと言って…」

「残念だが…
他もかなりの被害が…」

舞は場所を変えて見たものは…

起きる事なく眠る両親の姿だった。