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恋は盲目
第1章 私の片想い

そう、あの告白の次の日から慶太の態度は露骨になった。


私がどこにいても見つけると駆け寄ってきてニコニコ何か話しているし、
意味もなく肩をポンと叩いたり手をつないできたり。
廊下ですれ違おうなら通してくれず最終的には抱きしめられた。

周りに「付き合ってるの?」と毎日聞かれるけど、その度に慶太は「俺の片想い!」とはにかんだ。

私は否定しようとしたけど先生と目が合ったので言いかけた言葉を飲み込んだ。
都ちゃんも慌てて問題を解く。



問題の解説を真剣に聞く。
ツンと総司君が私をつついて

「ごめん、消しゴム貸して」

と申し訳なさそうに頼む。

私はニコっとして右手で消しゴムを渡す。

その時、総司君が消しゴムと一緒に私の右手を掴んでサッと下ろした。
私達の席は1番後ろの壁際なので多少の動きに周りは気付かない。
都ちゃんも解説に集中しホワイトボードを凝視してるので、私が動かなければすぐには気付かないだろう。

先生の解説が聞こえないくらい自分の心臓の音がうるさい。


急に、何。

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