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想いのカタチ
第1章 伝えてあげたい言葉
大学を卒業して3年。
ようやく仕事にも慣れて、彼女との時間もゆっくりととれるようになった。
そうなると結婚も視野に入れて色々と考える。
だけどあの二人がどちらかに落ち着かないことには彼女は僕を友達に紹介しないだろう。
卒業式の日にしなくてもいいお節介を焼いて、たきつけたのに進展なし。
現在もただの友達のままだとか。
お互いに気持ちがあるのは公然の事実なのに、当の本人たちが気付かない。
気が付かないようにしている??
どっちでもいいが、二人が決着をつけない限り僕の幸せはない…
どうしたらいいものかと最近はそればかりを考える。
考えていると思いが通じたのか昔付き合ってた彼女と偶然街中で再開する。
仕事帰りなのか大きな荷物を持って信号待ちをしていた。
そういえば…仕事場がこの近くだったと聞いたことがあった。
後ろから彼女に声をかけてみた。
「文香…?」
彼女は振り返り俺の顔を見て誰なのか考える。
だけどすぐに俺だと気が付く。
「慶介?」
驚いた顔に当時の面影が重なる。
だけど少女だった彼女は今は立派な大人になっていた。
スーツを着てヒールが高い靴を履き、アップした髪が大人っぽさを強調していた。
「久しぶりだね。元気だった??」
「うん。元気だよ。…でもびっくりしたぁ~」
笑顔は昔と変わらない。
いつまでたっても昔好きだった文香の笑顔だった。
ようやく仕事にも慣れて、彼女との時間もゆっくりととれるようになった。
そうなると結婚も視野に入れて色々と考える。
だけどあの二人がどちらかに落ち着かないことには彼女は僕を友達に紹介しないだろう。
卒業式の日にしなくてもいいお節介を焼いて、たきつけたのに進展なし。
現在もただの友達のままだとか。
お互いに気持ちがあるのは公然の事実なのに、当の本人たちが気付かない。
気が付かないようにしている??
どっちでもいいが、二人が決着をつけない限り僕の幸せはない…
どうしたらいいものかと最近はそればかりを考える。
考えていると思いが通じたのか昔付き合ってた彼女と偶然街中で再開する。
仕事帰りなのか大きな荷物を持って信号待ちをしていた。
そういえば…仕事場がこの近くだったと聞いたことがあった。
後ろから彼女に声をかけてみた。
「文香…?」
彼女は振り返り俺の顔を見て誰なのか考える。
だけどすぐに俺だと気が付く。
「慶介?」
驚いた顔に当時の面影が重なる。
だけど少女だった彼女は今は立派な大人になっていた。
スーツを着てヒールが高い靴を履き、アップした髪が大人っぽさを強調していた。
「久しぶりだね。元気だった??」
「うん。元気だよ。…でもびっくりしたぁ~」
笑顔は昔と変わらない。
いつまでたっても昔好きだった文香の笑顔だった。