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想いのカタチ
第4章 きっと、あなたは私を好きになる
「…もしよかったらこれからも会ってもらえますか?まだ君の気持ちに答えられないけど、もっと君を知りたいと思うから…ダメかな?」

彼の口から発せられた言葉に私は一瞬戸惑ってしまう。
いきなりの展開で自分でも予想外。
でも嫌ではない。
差し出された手を取り握手をする。

「私の名前は伊藤美鈴。文香と則孝とは小学校からの幼馴染です」

覚えていないだろから改めて自己紹介をする。
案の定覚えていないらしく彼らの幼馴染と聞いて驚いている。
私は彼の手を引いて軽くキスをする。
私のもだという証を。

「私が慶介を幸せにしてあげる」



終わりは始まりへの道しるべ。
何かが終わらなければ始まらない。
中途半端に終われば中途半端に次の事柄が始まる。
それはただ苦しいだけ。
気持ちは続いてもいい。
だけど自分の中で落としどころができればそれで大丈夫。
あとは時間が二人の距離を縮めてくれる。
だって、彼は私の将来の旦那様。
私の直感ははずれない…

Fin


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