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想いのカタチ
第7章 幸せのバトン
携帯を切って玄関に向かえば、大量の荷物が運び込まれていた。
その量に驚きながら新しい二人の生活に幸せを感じた。
「おかえり」
「ただいま」
軽くキスを交わし、荷物を部屋に運ぶ。
今日から僕の部屋に美鈴が住むことになった。
結婚はまだ先の話だけど、一秒でも多く一緒にいたくて同棲することになった。
「誰かと電話してた?」
冷蔵庫から麦茶を出して、乾いた喉を潤す。
「文香から…篠宮とつきあいだしたってよ」
「まじ?」
一瞬にして美鈴の顔が華やぐ。
「まじ。今のが報告の電話でした…僕と美鈴の関係、まだ秘密だから知らないふりしてなよ」
「分かってるって…でも長かったねぇ」
「だねっ」
ふたり顔を見合わせ笑った。
昔好きだった女が幸せになる。
その幸せが僕と美鈴の幸せに繋がる。
幸せのバトンが回り始めた。
その量に驚きながら新しい二人の生活に幸せを感じた。
「おかえり」
「ただいま」
軽くキスを交わし、荷物を部屋に運ぶ。
今日から僕の部屋に美鈴が住むことになった。
結婚はまだ先の話だけど、一秒でも多く一緒にいたくて同棲することになった。
「誰かと電話してた?」
冷蔵庫から麦茶を出して、乾いた喉を潤す。
「文香から…篠宮とつきあいだしたってよ」
「まじ?」
一瞬にして美鈴の顔が華やぐ。
「まじ。今のが報告の電話でした…僕と美鈴の関係、まだ秘密だから知らないふりしてなよ」
「分かってるって…でも長かったねぇ」
「だねっ」
ふたり顔を見合わせ笑った。
昔好きだった女が幸せになる。
その幸せが僕と美鈴の幸せに繋がる。
幸せのバトンが回り始めた。