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想いのカタチ
第7章 幸せのバトン
当日、時間通りに店向かうと篠宮は先に飲み始めていた。
僕の名前を言わないでほしいとお願いしていたので、僕が現れて篠宮は遠慮もなく嫌な顔をした。
「久しぶり。篠宮くん」
僕は、そんな篠宮には気が付かないふりをして普通に挨拶をした。
篠宮は僕を無視してビールを飲んでいく。
文香から篠宮はアルコール弱いと聞いていたはずだが…
「文香とつきあいだしたんだって?」
僕もビールを頼み、一口飲んでから切り出した。
なぜ知ってるのか怪訝そうに僕を見る。
「文香から報告があったよ。僕たち仲良しだからね。文香の事は篠宮くんより知ってるよ」
鼻歌を歌いながら告げると、篠宮の顔が先ほどより歪み怒りに満ちていた。
それを抑えようとしているのか、半分残っているビールを一気に飲み干していく。
なぜか、篠宮を見るといじめたくなってしまう。
文香の事になると感情がストレートでかわいいと思う。
「篠宮くんってお酒弱いって文香が言ってたけど、大丈夫なの?」
「あいつのこと名前で呼ぶ名」
低い声で僕を威嚇する。
「え~…高校の時から名前で呼んでるし…僕は文香の全てを知ってるんだからいいじゃないか」
全てを知っている。
の言葉に反応して篠宮は僕の襟をつかんで壁に押し付けていく。
僕は余裕で笑顔を返す。
「暴力反対!」
僕の名前を言わないでほしいとお願いしていたので、僕が現れて篠宮は遠慮もなく嫌な顔をした。
「久しぶり。篠宮くん」
僕は、そんな篠宮には気が付かないふりをして普通に挨拶をした。
篠宮は僕を無視してビールを飲んでいく。
文香から篠宮はアルコール弱いと聞いていたはずだが…
「文香とつきあいだしたんだって?」
僕もビールを頼み、一口飲んでから切り出した。
なぜ知ってるのか怪訝そうに僕を見る。
「文香から報告があったよ。僕たち仲良しだからね。文香の事は篠宮くんより知ってるよ」
鼻歌を歌いながら告げると、篠宮の顔が先ほどより歪み怒りに満ちていた。
それを抑えようとしているのか、半分残っているビールを一気に飲み干していく。
なぜか、篠宮を見るといじめたくなってしまう。
文香の事になると感情がストレートでかわいいと思う。
「篠宮くんってお酒弱いって文香が言ってたけど、大丈夫なの?」
「あいつのこと名前で呼ぶ名」
低い声で僕を威嚇する。
「え~…高校の時から名前で呼んでるし…僕は文香の全てを知ってるんだからいいじゃないか」
全てを知っている。
の言葉に反応して篠宮は僕の襟をつかんで壁に押し付けていく。
僕は余裕で笑顔を返す。
「暴力反対!」