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想いのカタチ
第9章 初めてのクリスマス

「でもさっ…これ左手…意味分かってる?」
なんとなく聞いてみた。
初め、きょとんとしていた文香は少しの間考えて、目を見開いて口をパクパクさせた。
やっと左手の薬指の意味が分かったようで、なんか面白い。
「本物は今度用意するから…でも今日はこのままでいよう!」
そう伝えると、あたふたとしながらも頷いてくれた。
「じゃ、もう一度乾杯しようか」
空いたグラスにワインを注いでいると、文香はカバンを取り出してなにやらゴソゴソし始めた。
そして、俺の前に包装紙に包んだ小さな箱を置いた。
「私からもプレゼント…何か良いかわかんなかったから…気に入ってくれるといいな…あっ…こんな高価な物じゃないからね…がっかりしないでね」
指にはめた指輪を擦りながら申し訳なさそうに言うけど、文香からのプレゼントならなんだってうれしい。
「開けて良い?」
今度は俺が聞く番。
文香が頷いたので包装紙を開いて箱を取り出した。
ティファニーの箱だった。
なんとなく聞いてみた。
初め、きょとんとしていた文香は少しの間考えて、目を見開いて口をパクパクさせた。
やっと左手の薬指の意味が分かったようで、なんか面白い。
「本物は今度用意するから…でも今日はこのままでいよう!」
そう伝えると、あたふたとしながらも頷いてくれた。
「じゃ、もう一度乾杯しようか」
空いたグラスにワインを注いでいると、文香はカバンを取り出してなにやらゴソゴソし始めた。
そして、俺の前に包装紙に包んだ小さな箱を置いた。
「私からもプレゼント…何か良いかわかんなかったから…気に入ってくれるといいな…あっ…こんな高価な物じゃないからね…がっかりしないでね」
指にはめた指輪を擦りながら申し訳なさそうに言うけど、文香からのプレゼントならなんだってうれしい。
「開けて良い?」
今度は俺が聞く番。
文香が頷いたので包装紙を開いて箱を取り出した。
ティファニーの箱だった。

