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想いのカタチ
第9章 初めてのクリスマス

指輪と変わらない大きさに、何が入っているのか見当もつかない。
文香の顔を見ると心配そうな顔をしていた。
俺は箱のふたを開けてみた。
「ネクタイピン…」
シルバーのシンプルなネクタイピンが入っていた。
「則孝、仕事でネクタイ多いでしょう?だからそれがいいかなって…則孝の名前入りなの」
ネクタイピンを取って見てみると、裏側に「NORITAKA」と彫ってあった。
「めっちゃ…うれしい…」
本当に感動して、思わず大きな声になってしまって、慌てて口をふさいだ。
それでも周りには聞かれていたようでクスクスと笑われてしまって、2人して恥ずかしくて小さくなった。
「ごっ…ごめん…嬉しくて…」
そういうと、文香は「大丈夫」と言って笑ってくれた。
それから、俺たちはクリスマスに乾杯をした。
初めは緊張していた、大人の雰囲気のお店も出るころには素敵な場所へと変わっていて、また来年も来たいねと話ながら店を後にした。
そこから手を繋いで、イルミネーションを見に行った。
繋がれた手には俺が送った指輪が光っていた。
そして、俺のネクタイには文香がくれたネクタイピンが光っていた。
文香の顔を見ると心配そうな顔をしていた。
俺は箱のふたを開けてみた。
「ネクタイピン…」
シルバーのシンプルなネクタイピンが入っていた。
「則孝、仕事でネクタイ多いでしょう?だからそれがいいかなって…則孝の名前入りなの」
ネクタイピンを取って見てみると、裏側に「NORITAKA」と彫ってあった。
「めっちゃ…うれしい…」
本当に感動して、思わず大きな声になってしまって、慌てて口をふさいだ。
それでも周りには聞かれていたようでクスクスと笑われてしまって、2人して恥ずかしくて小さくなった。
「ごっ…ごめん…嬉しくて…」
そういうと、文香は「大丈夫」と言って笑ってくれた。
それから、俺たちはクリスマスに乾杯をした。
初めは緊張していた、大人の雰囲気のお店も出るころには素敵な場所へと変わっていて、また来年も来たいねと話ながら店を後にした。
そこから手を繋いで、イルミネーションを見に行った。
繋がれた手には俺が送った指輪が光っていた。
そして、俺のネクタイには文香がくれたネクタイピンが光っていた。

