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ただ愛されたかっただけなのに
第7章 俺の女になれ
ゆっくりゆっくり入ってきて、奥まで入れられた瞬間、やっぱりイッた。

「何度目だ?」

「わかんない」

気持の問題なのかもしれない。
好きな人と一緒にいる。
それだけで感じてしまう。

彼が激しく動いてきた。
私の足を持って高く持ち上げ、そのまま彼のモノを打ち付ける。
中の気持ちいいところが擦られる。

気持ちいい。
その言葉しか浮かばない。
おかしくなりそうなくらい気持ちがいい。
息が止まりそうになる。

「ダメっ! イッちゃうからダメっ!」

「いいよ、おいで」

「ダメ、本当にイク」

気持ち良くてイキっぱなしの私を抱きしめながら、激しく抱きながら彼が言った。

「俺の女になれ」

一瞬意味がわからなかった。

「英くんの女に?」

「そうだ、俺の女になれ」

「いいの?」

涙が溢れた。
好きな人に気持ちが通じて、その好きな人に抱かれている。

「やだっ、だめっ、もうダメっ、お願いイッて。
 一緒にイッて。
 イク、イッちゃう、やだっ、気持ちいい…
 お願い…」

「おいで、おいで」

彼と一緒にイッた。
私の中で彼のモノが収縮する。
その刺激でまたイッてしまう。

「おかしくなる…もうやめて…お願い…」

泣きながら懇願した。

「もう何もしてないってば(笑)」

彼が私から離れても、余韻が残っていて。
ずっと体が感じていた。
ヒクヒクする。
子宮が収縮する。

しあわせとしか言いようのない時間だった。
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