この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蜘蛛♠
第6章 能力者

さらにその左手先にも、大きな部屋が見える。ソファーやテレビなどが置かれていて、テレビに関しては、この場所からでも分かるほどかなり大きい。
そして、ここから見て右手先にも、扉が閉まっているが部屋があるようだ。
川澄のすぐ右手にも扉がある。おそらくトイレとお風呂があると想像した。
いや、待てよ。
先ほどM奈に襲われた玄関から続く廊下にも、左手に一つ扉があった。
子供の部屋だろうか?
やはりけっこういい部屋に住んでるようだ。

S子とM奈は台所で何やら作業をしている。テーブルの上には、いくつもの料理が置かれていて、腹ペコの川澄のお腹を刺激した。

とにかくS子に接触して、早急に誤解を解きたいところ。
だが、近くにM奈がいて行動に移すのが難しい。
いや、そもそもM奈に接触するのも気まずい。先ほどM奈に犯されかけたこの状況で、どうM奈の目を見たらいいのか分からない。
そしてM奈は、川澄があの「変態仮面」姿を、S子に見られた事をおそらく知らないはずだ。

すると、M奈が川澄に気付き振り返った。
「圭ちゃまおかえりぃ~♪待ってたよ~♪コンタクトは無事に見つかったかな?♪」
ウィンクをしながら川澄に返答を求めた。

流れる冷や汗を手で隠し、川澄は答える。
「う、うん!!見つかったよなんとか!!それより美味しそうだねこの料理~!!めっちゃうまそうなんだけど!!」
M奈と視線は合わせず、料理を見つめた。
唐揚げ、サラダ、煮物、焼き魚、その他名前の知らない料理が諸々と………
常に栄養失調気味の川澄にとって、どれも摂取しておきたい食事だ。
腹が減っては戦はできぬ。
/49ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ