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蜘蛛♠
第6章 能力者


よだれが出るの我慢してると、M奈が近寄ってきた。
「美味しそうでしょ~?ほとんどS子が作ったんだけどね!!フハハッ!!あっ、でもあたしも手伝ったよ~♪野菜とか切ったんだから♪座って座って♪もうすぐモツの煮込みも温まるから~♪」

言いながらM奈は椅子を引き、川澄をテーブルに誘った。
そして耳元で小さく呟いた。
(さっきの続きは、また後でね❤)
川澄の背中をポンッと押し、M奈は再び台所へと戻っていく。
それに対してS子はこちらち背を向け、まるで反応することなく、料理を温めている。
M奈の呟きは聞かれずにすんだようだ。

川澄は椅子に座ろうと思ったが、手に持つオタマを見てそれを辞めた。
コレをS子に返さねばならない。
と同時にその時がS子に誤解を解く、唯一のチャンス………。
M奈が邪魔だな…………。
どうにかしてS子とM奈を引き離さないと、S子に弁解のしようがない。
3人で食事をする前に、なんとかして「変態仮面」の川澄を、S子の脳裏から消さなければならない。

だが、何と説明したらいい………
あの状況を見られて、誤解なんだという言い訳が効くだろうか……。いや、どう誤解なんだと説明する?
あの状況を見られた人間に、弁解のしようなどないのではなかろうか。
全く思い付かない。
得意の行き当たりばったり作戦で、どうにかなるとも思えない……。

とりあえずM奈とS子を引き離さない事には先に進まない。
まずはそこからだ。
その先はその時考えよう。
考えがまとまった所で、川澄は周囲を見渡した。
S子達との距離はおよそ3メートルあるかないか。
ちと足りないな………。
一が出るか八が出るか………。

S子とM奈を引き離すため、川澄は思い切った行動に出た!!!

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