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輪廻
第4章 4月3日
「検査結果はどれも良好でしょう。」

各項目の説明の後に、総括が言われる。

「強いていうならば…」

「ならば…?」

「筋力と肺活量が少し落ちていますね。ジョギングなど持久力をつけるような運動をお勧めします。」

女医がそういって脚を組み替える。

白のストッキングが、太ももまでのものとわかる。

30歳前後だろうか、知的だけどいい女、体つきもグラマラスで気になる。

屈んでパソコンにチップを差す際に、胸の谷間がしっかり見える。

やはりボリュームたっぷりだ。御幸といい勝負だろう。

「トレーニングカリキュラムをあなたのブレスレットにインストールしていいかしら?所要時間ごとのプログラムや日程など全て組まれたものだから。」

「はい。」

腕を出すと、脇に肘を挟まれてブレスレットを外される。

ボリュームのある胸の感触を楽しんだ。

ズクン…

下半身に血流が溜まる。

外したブレスレットを女医は後ろにあるインプット器に入れた。

グッと腰を折って入れるので、丈の短い裾がずり上がる。

むちっとした太ももと、白いストッキングに止められた黒いガーターベルトが見えた。
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