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輪廻
第4章 4月3日
「俺と会うために医者になったというのか?」

「はい、おかしいでしょうか?
悠都さまはご自身が思う以上に有名な方なのですよ。」

女医の、深雪の指は止まることなくオレを擦り、腿を挟んだ両足が艶かしく揺れる。

本人が望み、『天』が誂えたこの女を、抱くかどうかすら俺に委ねられている。

「それと、検体検査がもう1つ残っていますが、それもよろしければ、私にお任せくださいませ。」

「わかった。じゃあ最終選考だ。向こうを向いて俺を誘ってみろ。」

「かしこまりました。」

深雪は俺の体から離れ、深々とお辞儀をしたあと、
先ほど使ったインプット器の天板に両手を付いた。


みゆき…
字は違えど行方不明の御幸を思わせる。
そこまで、選考の基準になったのか、偶然か…

管理者として親父を通して御幸とのsexをバーチャルしていることは周知のことだろうが…

バーチャルしているうちに既視感を持っただけのこと…

ただ、この深雪の体を見て、御幸っぽいと思ったのは事実だ。

好みの女性かと言えば、そうではない。
肉感的な体つきはただsexするにはいいだろう。
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