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輪廻
第4章 4月3日
深雪の手が俺の肩に置かれてしがみつくようにしながら背中を擦る。

温かさとともにムズムズとした快感が走る。

何度もくっついては離れとしていた唇が深雪によって離される。

「先に検査を済ませてしまいますね。」

ラッピングスーツの上から股間を撫でられて言われた。

深雪がスーツカッターを手にしている。

完全抗菌仕様のラッピングスーツは、2000℃の高温で焼き切る専用のスーツカッターでないと破れない。

深雪が大腿部分のスーツをつまみ上げ、手に持ったカッターに挟んで焼き切っていく。

股間一帯をグルッと半円を描くようにカッターが進み、恥ずかしくもいきり立った自身が露になった。

深雪は女医モードに戻ったのだろうか、
特に反応も示さずに検査用のトレイを俺の脇に置いた。

他の体液を混ぜてはいけない。

深雪がどのように検体を採取するか…

ベッドに腰掛けたままの俺の脚の間に跪き、まだボタンを止めたままの上体を傾けて自身を覆う。

そのままゆっくりと腰を落とし、まだボタンで止められている胸で埋めていく。
自身は、まだ見ぬブラジャーの生地のザラザラした感触の後、柔らかな乳房に、胸の谷間に包まれていった。
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