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甘えた
第6章 06
たいそうな用事じゃないかもしれないけど、あたしにとっては大事だし…

「えーっと、家で勉強したいんだよね。ほら、あたし受験生だから」

「勉強ならここでやればいいよ。俺が教える」

お、教えるって…確かに頭良いかもしれないけど、莉壱は2年生でしょ?なに言っちゃってんの、あたし3年よっ。

「いえ…あの…あっ、父さんのご飯作ったり、洗濯したり。色々あるの」

なんとか上手く断りたいっ。

「分かった」

やったー!分かってくれたっ。お父さん事情や家の用事は断る口実に使えるじゃん。

「俺が都羽の家に行く。勉強も見るし、お父さんのご飯を作るのも洗濯も手伝う」

だぁぁぁ。ぜんぜん、わかってないっ。なによりあたしの地元に来ないでほしーーぃ!

「莉壱の部屋に行きます」

もう、こう言うしかないでしょ…

「ぶっ。来たかったら最初から素直に言えばいいのに」

違うでしょっ、行きたいんじゃなくて行かざるを得ないんだよ…どーしてこーなった…

「はい、そーですね」

「明日、迎えに行くから。おやすみ…都羽」

「あ、うん。おやすみ」

はぁーー、どっと疲れが出た。いやいや、頭を切り替えてこれから勉強しなきゃ…
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