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甘えた
第7章 07
なんだ?なんだ?
『あーん』とかやって餌付けしたいの?
さっき、したじゃん。もしかして、あたしにやって貰いたいとか?
オムライスを掬うと今度はあたしが莉壱の口元に近づけた。
「莉壱」
チラッと見ただけで、黙々と食べている。
なにがしたいんだ?行き場のなくなったスプーンを自分の口に入れた。
「ふふっ、おいし」
次に掬おうとした時、莉壱のスプーンがあたしのお皿に伸びてきた。
「ん?足りなかった?」
もう食べ終わったのかと莉壱のお皿を見るが、まだ残っている。
あたしのお皿から掬い取られたオムライスがまた口元に運ばれる。
「あーん」
出たーっ!『あーん』が来ましたよ!
口を開けて莉壱の手を掴もうとすると、スプーンをひょいっと引かれた。ふざけてるの?
あまりのくだらなさに、ふっと笑ったら下唇にスプーンを宛がわれた。
「あーん」
男の莉壱が「あーん」なんて言うの可愛いけど、なにがしたいのか分からない…
『あーん』とかやって餌付けしたいの?
さっき、したじゃん。もしかして、あたしにやって貰いたいとか?
オムライスを掬うと今度はあたしが莉壱の口元に近づけた。
「莉壱」
チラッと見ただけで、黙々と食べている。
なにがしたいんだ?行き場のなくなったスプーンを自分の口に入れた。
「ふふっ、おいし」
次に掬おうとした時、莉壱のスプーンがあたしのお皿に伸びてきた。
「ん?足りなかった?」
もう食べ終わったのかと莉壱のお皿を見るが、まだ残っている。
あたしのお皿から掬い取られたオムライスがまた口元に運ばれる。
「あーん」
出たーっ!『あーん』が来ましたよ!
口を開けて莉壱の手を掴もうとすると、スプーンをひょいっと引かれた。ふざけてるの?
あまりのくだらなさに、ふっと笑ったら下唇にスプーンを宛がわれた。
「あーん」
男の莉壱が「あーん」なんて言うの可愛いけど、なにがしたいのか分からない…