この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
甘えた
第2章 02
昨夜、ふと不安が頭をよぎっていた。
こういう標的になる場合のお約束ってあったよな…テレビドラマで見た事ある。
昇降口に着くとスニーカーを上履きに履き替え、結愛花の下駄箱の前に立つ。
開けてみると…やっぱり……
手紙が数枚入っていた。手紙というよりもメモ書き。ノートを破いた紙きれに、バカ、ブス、早く別れろ、決まり文句が書かれていた。
もしかして毎日?一緒に登校してるんだから長谷川くんは知ってるよね?
長谷川くんがどう対処してるのか気になったあたしは、二人が登校して来るまで見張ることにした。
結愛花の下駄箱が見えるぎりぎりの位置まで離れて廊下の壁に凭れていた。
登校してくる生徒もそろそろ増えてきそうな時間にさしかかると、一人の女子生徒が下駄箱の扉に手をかけた。
急いで近づくと、上履きに何かを入れているのが見える。
画鋲ってことは想像つくけど。
背後から忍び寄って女子生徒の両肩を掴む。
170センチのあたしは背が高いのがコンプレックスだったけど、こういう時にはちょっと役に立つ。
こういう標的になる場合のお約束ってあったよな…テレビドラマで見た事ある。
昇降口に着くとスニーカーを上履きに履き替え、結愛花の下駄箱の前に立つ。
開けてみると…やっぱり……
手紙が数枚入っていた。手紙というよりもメモ書き。ノートを破いた紙きれに、バカ、ブス、早く別れろ、決まり文句が書かれていた。
もしかして毎日?一緒に登校してるんだから長谷川くんは知ってるよね?
長谷川くんがどう対処してるのか気になったあたしは、二人が登校して来るまで見張ることにした。
結愛花の下駄箱が見えるぎりぎりの位置まで離れて廊下の壁に凭れていた。
登校してくる生徒もそろそろ増えてきそうな時間にさしかかると、一人の女子生徒が下駄箱の扉に手をかけた。
急いで近づくと、上履きに何かを入れているのが見える。
画鋲ってことは想像つくけど。
背後から忍び寄って女子生徒の両肩を掴む。
170センチのあたしは背が高いのがコンプレックスだったけど、こういう時にはちょっと役に立つ。