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甘えた
第9章 09
道場へ行き柔道の稽古をつけてもらう。組み合ったり、投げ飛ばしたりするのではなく、技の形になって何度も同じ動作を繰り返す。力を入れるポイント、タイミング、スピード、体重移動の仕方、全て体に覚え込ませる。
まだまだ基礎練習の初心者のあたし。

稽古終わりに師範に『力で敵わない相手にどうやったら勝てるか?』と伺った。

すると師範はあたしの質問の意図が柔道と関係ない事を見抜いた上で『力で勝てない相手に負けないためには最初から勝負を挑むな』と諭した。

なるほど。深いようで当たり前のことだった。


家に帰り、道着を洗濯機に放り込んでシャワーを浴びる。熱い水圧を体に受けながら、今日も行くのか?行かなきゃいけないのかぁー?と一人作戦会議。

ニセモノ任務だって分かってる、莉壱の動向を把握するためにそばに居なきゃいけない、けど毎日毎日会う必要ある?       
…………………………………
…………………………
……あっ!ある。

今日は休日!

彼女だったらウキウキしながら会いに行かないといけないんじゃないの?

慌てて全身を洗い、出掛ける準備をした。
先週スカートを穿けって言われて制服で行ったから今日はこのキュロットを穿いていこう。
キュロットだからスカートじゃないけど仕方がない、これしか持ってない。

ダンガリー生地でタックの入った裾広がりなキュロットなら一見スカートっぽく見える。これに白のノースリーブブラウスを着れば完成。

冷房が効いた電車の中で着るためのコットンニットのカーディガンを腰に巻いてっと。
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