パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第12章 １２

あたしの中で雄々しさを増した猛りは狂いだし、荒い息遣いが降り注ぐ。莉壱の切羽詰まった表情が愛おしくてさらに…

「待て…って」

「あっ…あっ…んもっ…と」

莉壱が小さく体を震わせた。

倒れ込んだ莉壱はあたしにぎゅうっとしがみ付くと肩を噛んだ。

「もうっ！出ちゃったじゃん…」

「だって、莉壱…きもちよすぎなんだもん」

上にのしかかったままの莉壱を隣に横たわらせると、シャツの中へと手を忍ばせ火照った素肌を慈しむように触る。

鼓動が速くなってる…

ボタンを外してシャツを剥ぎ取った。
腰に引っかかっていたズボンと下着も足から抜き取った。
達したばかりのゴムも外して床に放ると、上半身を起こした莉壱の上に跨って胸に頬を擦り寄せる。


「好き…」

この二文字がバカみたいに溢れて来て止まらない…

胸にたくさんのキスを降らす。

「こっちにして…」

両手で頬を包み込まれると唇が近づけられる。

啄ばむ様に何度も食み、口内で舌を這わせ合う。

耳が、首筋が、指先に籠った熱で溶かされていく。

「莉壱…好き」

莉壱の瞼に口づける。