この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
甘えた
第14章 長い一日
「なんで今回に限って単独行動じゃなくてチームの仲間を使ったんだろうね?」
「チーム?」
「莉壱のチーム」
「莉壱はチームに属してないぞ?」
「え?でも光政がチーム持ってるって言ってたような…」
「それは光政の勘違いだろ。ただ、莉壱をリーダーに据え置きたいって考えてるチームはあったと思う。勝手にリーダーとして莉壱の名前を出してるヤカラもいたしな。まぁ、莉壱もそういう奴らとツルむこともあっただろうから間違われたのかもな」
「あ、なんか身に覚えが…あたしに用があるって近づいてきた男がいた。莉壱に見つかって殴り飛ばされてたけど」
レトルトカレーとカレールーを交換しにスーパーへ行った日のダンサー男…
「なるほど、話が繋がった。莉壱を仲間に加えたい奴らが久保に接触して、失敗したから今度は結愛花が狙われたってことか」
「ん?」
「莉壱はやっぱり結愛花を狙っては無かったんだな…ただ単に結愛花を助けてくれただけ…か」
長谷川くんは大きなため息と吐くと頭を抱え込んだ。
「俺はまた、真っ向から莉壱と向き合ってやれなかった」
「どーいうこと?莉壱が結愛花を拉致したんじゃないの?」
「久保、出直してくる」
そう言い残して、先に解決した長谷川くんはあたしを思考の闇に取り残して、去った。
「チーム?」
「莉壱のチーム」
「莉壱はチームに属してないぞ?」
「え?でも光政がチーム持ってるって言ってたような…」
「それは光政の勘違いだろ。ただ、莉壱をリーダーに据え置きたいって考えてるチームはあったと思う。勝手にリーダーとして莉壱の名前を出してるヤカラもいたしな。まぁ、莉壱もそういう奴らとツルむこともあっただろうから間違われたのかもな」
「あ、なんか身に覚えが…あたしに用があるって近づいてきた男がいた。莉壱に見つかって殴り飛ばされてたけど」
レトルトカレーとカレールーを交換しにスーパーへ行った日のダンサー男…
「なるほど、話が繋がった。莉壱を仲間に加えたい奴らが久保に接触して、失敗したから今度は結愛花が狙われたってことか」
「ん?」
「莉壱はやっぱり結愛花を狙っては無かったんだな…ただ単に結愛花を助けてくれただけ…か」
長谷川くんは大きなため息と吐くと頭を抱え込んだ。
「俺はまた、真っ向から莉壱と向き合ってやれなかった」
「どーいうこと?莉壱が結愛花を拉致したんじゃないの?」
「久保、出直してくる」
そう言い残して、先に解決した長谷川くんはあたしを思考の闇に取り残して、去った。