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甘えた
第14章 長い一日
その莉壱の優しい手に頬を擦り寄せる。
「膝枕してあげるから横になろっか」
さっきから、あやされてるみたいで心が安らぐ。
膝の上に頭を向けてゆっくりと寝転がる。
すると莉壱はあたしの頭を支えソファーに直接寝かせると、反対側に移動して足先を抱えて座り直した。
「脳の方に血液をまわしてあげようね」
ふくらはぎに触れる手の感触がくすぐったくて気持ちよくて…
気が付くとおなかの上にバスタオルが掛けられ、莉壱がいなくなっている。
枕元に転がる清涼飲料水を口に含む。体は楽になり、すっかり回復していた。
「莉壱?」
名前を呼びながらダイニングテーブルを見やるが姿はない。
「起きた?」
莉壱の勉強部屋から姿を見せた。
「だいじょぶそうだね」
おでこに手をあてたり、耳の裏や首に這わせたり。熱を測られてるのか、撫でられてるのか分からなかったけど、その度にあたしは目を瞑った。
「膝枕してあげるから横になろっか」
さっきから、あやされてるみたいで心が安らぐ。
膝の上に頭を向けてゆっくりと寝転がる。
すると莉壱はあたしの頭を支えソファーに直接寝かせると、反対側に移動して足先を抱えて座り直した。
「脳の方に血液をまわしてあげようね」
ふくらはぎに触れる手の感触がくすぐったくて気持ちよくて…
気が付くとおなかの上にバスタオルが掛けられ、莉壱がいなくなっている。
枕元に転がる清涼飲料水を口に含む。体は楽になり、すっかり回復していた。
「莉壱?」
名前を呼びながらダイニングテーブルを見やるが姿はない。
「起きた?」
莉壱の勉強部屋から姿を見せた。
「だいじょぶそうだね」
おでこに手をあてたり、耳の裏や首に這わせたり。熱を測られてるのか、撫でられてるのか分からなかったけど、その度にあたしは目を瞑った。