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甘えた
第14章 長い一日
散々大騒ぎをして作ったクリームシチューを莉壱はブレンダーを使って牛乳でのばしてスープにして、あっという間に飲み干し、あたしはロールパンと一緒にあっという間に完食した。
二人ともそれ程までに、おなかが空いていたから。
「おかわりする?」
「ううん、おなかいっぱい。プリンあったでしょ?食べていいよ」
「らっきー。ぴーちゃんいただきますっ」
たぶんぴーちゃんが自分で食べるために買ってきたプリンを賞味期限の都合もあってあたしが美味しくいただくことになった。
「おいしっ」
もごもごと口の中の傷を、舌で確認する度に顔を歪めている莉壱がふいに問いを投げかける。
「遠距離恋愛ってどう思う?」
「んんん?距離って関係あるかな?同じ市内に住んでても別の高校になった途端に別れちゃった子も居たし、忙しい社会人の彼氏と中々会えないけど続いてる子もいるし」
「都羽は有り?」
「莉壱と学校も違うし、家も近くはないし、それは最初から分かってたことだし…今更、遠距離恋愛って言われても」
「俺、近い内に実家に戻らせられることになってさ。この部屋は会社の持ち物だから貸事務所に戻すんだって」
「そうなんだ。毎日会えなくなるってこと?」
「んー、どうかな」
二人ともそれ程までに、おなかが空いていたから。
「おかわりする?」
「ううん、おなかいっぱい。プリンあったでしょ?食べていいよ」
「らっきー。ぴーちゃんいただきますっ」
たぶんぴーちゃんが自分で食べるために買ってきたプリンを賞味期限の都合もあってあたしが美味しくいただくことになった。
「おいしっ」
もごもごと口の中の傷を、舌で確認する度に顔を歪めている莉壱がふいに問いを投げかける。
「遠距離恋愛ってどう思う?」
「んんん?距離って関係あるかな?同じ市内に住んでても別の高校になった途端に別れちゃった子も居たし、忙しい社会人の彼氏と中々会えないけど続いてる子もいるし」
「都羽は有り?」
「莉壱と学校も違うし、家も近くはないし、それは最初から分かってたことだし…今更、遠距離恋愛って言われても」
「俺、近い内に実家に戻らせられることになってさ。この部屋は会社の持ち物だから貸事務所に戻すんだって」
「そうなんだ。毎日会えなくなるってこと?」
「んー、どうかな」