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甘えた
第15章 15
激しい熱を受けていたあたしも大きく肩を上下させ呼吸が落ち着かない。

「…はーッ…俺の首に掴まって」

言われた通りに掴まると膝裏ごと抱えられ、繋がったまま、派手に水飛沫を上げて二人して浴槽に座り込んだ。

「きゃあ」

ギプスを巻いた腕もすっかりお湯に浸かってしまった。

「まだ出し足りない…このまま都羽の好きなとこ擦ってあげるから」

髪に、おでこに、瞼にキスを降らされても、ギプスが気になって仕方がない。

「どーするの?濡れちゃったじゃん」

「ん~?」

笑いを含んだ瞳にあたしは煽られて、一瞬にして目の前の莉壱しか見えなくなる。

見つめ合っただけで心が莉壱に囚われる。安堵感で体の力が抜けていく刹那に満たされる。

さっきまでの荒々しい様子とは打って変わってゆっくりと何度もキスを繰り返しながら…胸を揉み、指で乳首を摩る。

「はぁ…莉壱……」

狭い浴槽でM字に脚を開き、淫らな姿を晒すあたしの感じるところを狙って内壁を擦り上げられる。
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