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甘えた
第3章 03
「垂れるほど溢れてる…いい子だ」

太腿に何本も滴る蜜を丁寧に舌で舐め取られる、その度にあたしは吐息を洩らした。

後ろから挿入してきたユウは背中に舌を這わせて口づけを落とす。

「今だけ俺に溺れて…」

覆いかぶさるユウに乳首と粒を責められながら、ゆっくりと抜き挿しが繰り返される。

敏感になったあたしの体はユウに触れられると悦びの声を上げる。

「みやこ、上で動ける?」

繋がったまま体を起こすとユウに抱きかかえられながら、自ら腰を振った。

腕を後ろに反らせユウの首に掴まる。

「足首、押さえてて」

がっちりと掴まれたのを確認すると上下に腰を動かしだした。

「っは、みやこ…いいよ」

「ぁ……イキ…そう…んんっ」

「あぁ…俺も…」

ユウは体を倒し、添えた手を足首から腰へ移すと下から激しく突き上げた。

「あっ、あっ、あっ、あぁぁああっ」

二人で絶頂の波に飲み込まれる。

あたしは疼きの止まらなくなった体を横たえ、ユウの腕に頬を擦り寄せる。

「ユウがもっと欲しい」

息の上がったままのユウは降参したのか喜んだのか判断のつかない笑顔を向ける。

「いいよ。おいで、甘えんぼさん」

ほんの数時間の間、あたし達はお互いの体に潜り込んで溺れた……
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