この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
甘えた
第16章 16
あたしはそっとドアの外に出ると結愛花を探して、側近くん達が集う部屋に顔を覗かせる。
「都羽さん、終わったっすか?」
「ううん、まだ…。結愛花は?」
「こっちっす」
光政に案内された部屋のドアをノックするとしばらくして結愛花が内側からドアを開ける。
「はぁい?あっ、とわちゃん」
「二人で話し込み始めたから暇になっちゃって…」
「入って、入ってぇ」
洋室になっているその部屋はテーブルと椅子が置かれ、机上には勉強道具が散らばっていた。
「勉強、進んでる?」
「うーん、なんとか…あれ?今日、学校行ってたの?」
伸びをしながら結愛花が答える。
胸元に刺繍の入ったパフスリーブのカットソーにギャザースカート。家で勉強するだけなのに抜かりがない。
「最後だから莉壱に制服姿を見せたくて…へへっ」
「そのネクタイ、莉壱くんのでしょ?うふふっ」
結愛花が冷やかす視線を送ってくる。結愛花に冷やかされる立場になろうとは…想像もしなかった。
「都羽さん、終わったっすか?」
「ううん、まだ…。結愛花は?」
「こっちっす」
光政に案内された部屋のドアをノックするとしばらくして結愛花が内側からドアを開ける。
「はぁい?あっ、とわちゃん」
「二人で話し込み始めたから暇になっちゃって…」
「入って、入ってぇ」
洋室になっているその部屋はテーブルと椅子が置かれ、机上には勉強道具が散らばっていた。
「勉強、進んでる?」
「うーん、なんとか…あれ?今日、学校行ってたの?」
伸びをしながら結愛花が答える。
胸元に刺繍の入ったパフスリーブのカットソーにギャザースカート。家で勉強するだけなのに抜かりがない。
「最後だから莉壱に制服姿を見せたくて…へへっ」
「そのネクタイ、莉壱くんのでしょ?うふふっ」
結愛花が冷やかす視線を送ってくる。結愛花に冷やかされる立場になろうとは…想像もしなかった。