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甘えた
第18章 18
春休みに入るとバイトを増やした。ちょうど短期のバイトを探していたところへ、ピンチヒッターで頼まれたのだ。

繁華街のカフェバーで突然辞めたバイトの代わりに、新しい人が見つかるまでの中継ぎ要員。この突然辞めた人というのが結愛花。

バーテンダーと恋に落ち、関係が終わって彼氏から店を辞めろって言われたらしい。カフェバーの店長に「急には困る!後1カ月だけ!」と迫られたところで、あたしにお鉢が回って来たって訳。

結愛花がお酒を出す店で働いてたなんて、ぎょっとしたけど実際に足を運んでみれば、白いワイシャツと黒いパンツの制服で給仕をするだけ。店内はシックで静かな雰囲気だった。

ウエイトレスのバイトをしているあたしには都合が良かったから、ふたつ返事で引き受けた。


長谷川くんと別れてから約3年、大学の先輩を皮切りに、大手企業の研究職職員、2部リーグのサッカー選手、医学生、消防士、バーテンダー、長続きせず次から次へと彼氏をつくり、別れる度に「最初は優しくしてくれたのに、優しくなくなった」とあたしの胸で泣いた。別れたいきさつは知らないが、ひょっとしたら、あたしが甘やかしすぎて我儘な子になっちゃったのかも。

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