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甘えた
第18章 18
週に2回、あたしは道場に集まる小学生たちの指導をする。
ボランティアやバイトじゃなく、師範に稽古をつけてもらう交換条件で。

バイトは大学寄りの駅前のカフェレストランでウエイトレスを週に2回。このバイト代は父さんの友達に格安で譲ってもらったバイクの代金に消える。

バイクの免許を取るにあたっては、長谷川くんに大いにお世話になった。あ、光政にも。先に免許を取得した彼らはバイクを持っている、日本メーカーの1001㏄以上のバイクを。

エンジンを切った巨体のバイクを押して引き回して、長谷川くん家のだだっ広い駐車場をグルグルと回り、あたしのためにわざわざ倒してもらった車体を引き起こし、時には後ろに乗せてもらい操り方を教わった。

教習所に通い始めると、駐車場内でエンジンをかけ本格的に動かさせてもらう。毎回磨いて返したけど、倒れた時についた傷は増えていった。

二人に謝罪すると、長谷川くんは事も無さげに笑う。

「久保の安全が第一だからな。今のうち転んでおけ」

高校卒業後、長谷川くん家の会社に就職し、今は稼ぎがあるとはいえ、高校時代に貯めたバイト代をつぎ込んだ光政には申し訳なさもひとしおだ。

「都羽さんがバイクを買ったら、後ろに乗っけてくれればいいっす」

「怖いもの知らずだね…」

そんな二人のおかげで、大型二輪免許無事取得!
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