この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
甘えた
第3章 03
出来上がったタンメンを啜りながら

「そういえば、うちの体育祭来るの?」

「ありゃー現役の頃しか行かねーよ」

うちの高校の体育祭は陸上競技をちょこっとやって、女子がお手製のコスチュームを着てダンスのお披露目と男子の応援合戦。

それと最大の目玉となる伝統行事の騎馬戦。

スタート時点では当校の生徒だけだが、始まった瞬間に他校の生徒がなだれ込んで来て、乱闘騒ぎになる。

体育祭なのにスポーツマンシップもありゃしない、不良たちのお祭りとして有名になっている。

そのお祭りに参加する男子とそれを目当てに他校の女子も集まってきて、努号と悲鳴と奇声に包まれ、その瞬間だけ地響きがする程だった。

去年は脚光を浴びる長谷川くん人気で記録的な動員数だったけど、今年はたぶん出ない。

結愛花を守るためもあるけど、彼女の目の前で人を殴ってる姿は見せないだろう。

打倒長谷川のメンツも多く相手をするだけでも相当な数だったから。

「今年は静かな体育祭になりそうだよ?おじさんチームで参加してきたら?」

「仕事があんだよ。あれはどーしたんだよ?長谷川んとこのクソガキ」

「今、結愛花と付き合ってるんだよ」

「なーるほど。結愛花ちゃんには見せらんねーな」

さすが父さん、経験者はよく知ってらっしゃる。

/437ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ