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第5章 ０５

「私のせいで…私の代わりに、とわちゃんを酷い目に合わせちゃった…」

「それは違うよ。最初からあたしが狙われてたんだよ、結愛花が偶然あそこに居なかったら長谷川くんにも助けてもらえなかった。
結愛花のおかげで助かった、結愛花があたしを守ってくれたんだよ。ありがと」

自分を責め泣きじゃくる結愛花に、何度も結愛花のせいじゃないと言い聞かせた。

だって本当に結愛花が悪いわけじゃないんだから。


緑の妖怪になってしまったあたしを長谷川くんが送ると言ってくれたけど、ベトベトのままじゃ車に乗れないからって断ると、側近の一人を紹介してくれた。

一人で帰ると不審者に見られるからって。