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貴方の心と身体を癒してさしあげます
第1章 瑞希×沙羅 - 夢の中で
その一言に誘われて自然と口から言葉が零れる。
「…抱いて…くださ…い」
最後は小さくなるが初めて自分から望む。
恥ずかしくて恥ずかしくて消えてなくなってしまいたくなる。
そんな私に王子様は今までにない優しい声音で囁いてくる。
「良くできました」
抱きしめている腕を解いて私の顔を覗き込んでくる。
自分でも分かるくらい真っ赤になっている私は顔を背けて逃げ腰になっていく。
「瑞希…私の目をみてください」
逃げる私に王子様は優しく問いかける。
「…だめ…」
こんな顔を見せるわけにはいかない。
一向に顔を上げない私に愛想をつかしたのか、大きなため息をつく。
それが悲しくなって王子様の服を握る手に力がこもる。
「瑞希は私の事嫌いですか?」
その言葉に首を横に振る。
嫌いなわけがない。
こんな素敵な王子様を嫌いな人なんて絶対にいない。
「…抱いて…くださ…い」
最後は小さくなるが初めて自分から望む。
恥ずかしくて恥ずかしくて消えてなくなってしまいたくなる。
そんな私に王子様は今までにない優しい声音で囁いてくる。
「良くできました」
抱きしめている腕を解いて私の顔を覗き込んでくる。
自分でも分かるくらい真っ赤になっている私は顔を背けて逃げ腰になっていく。
「瑞希…私の目をみてください」
逃げる私に王子様は優しく問いかける。
「…だめ…」
こんな顔を見せるわけにはいかない。
一向に顔を上げない私に愛想をつかしたのか、大きなため息をつく。
それが悲しくなって王子様の服を握る手に力がこもる。
「瑞希は私の事嫌いですか?」
その言葉に首を横に振る。
嫌いなわけがない。
こんな素敵な王子様を嫌いな人なんて絶対にいない。