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貴方の心と身体を癒してさしあげます
第1章 瑞希×沙羅 - 夢の中で
それを悟った王子様がすべての動きを止めて上から見つめてくる。
目に涙をためて必死に何かを我慢している顔を見て満足げに口角を上げて微笑む。
「瑞希…これが最後です…」
最後という言葉に息をのむ。
何も求めない私に怒ったのだろうか?
やっぱり男の人は卑猥な言葉で誘われたいのだろうか?
以前、付き合った男の事を思い出す。
私に卑猥な言葉を言わせたがった男。
恥ずかしがって顔を真っ赤にして屈辱に歪む顔が姿が興奮すると言って私が嫌がることばかり強いていた男。
それでも好きだったから離れられなくて、でも強要されることは屈辱的で…どちらにも逃げられない私は心を壊していった。
そんな心を救ってくれたのが半年前に別れた彼氏だった。
ノーマルな彼との普通の恋愛で徐々に気持ちがほぐされて結婚しても私は大丈夫と思えるようになった頃、最悪な告白をされた
『彼女に子供ができたから…俺、結婚するわっ』
あっさりとしたものだった。
目に涙をためて必死に何かを我慢している顔を見て満足げに口角を上げて微笑む。
「瑞希…これが最後です…」
最後という言葉に息をのむ。
何も求めない私に怒ったのだろうか?
やっぱり男の人は卑猥な言葉で誘われたいのだろうか?
以前、付き合った男の事を思い出す。
私に卑猥な言葉を言わせたがった男。
恥ずかしがって顔を真っ赤にして屈辱に歪む顔が姿が興奮すると言って私が嫌がることばかり強いていた男。
それでも好きだったから離れられなくて、でも強要されることは屈辱的で…どちらにも逃げられない私は心を壊していった。
そんな心を救ってくれたのが半年前に別れた彼氏だった。
ノーマルな彼との普通の恋愛で徐々に気持ちがほぐされて結婚しても私は大丈夫と思えるようになった頃、最悪な告白をされた
『彼女に子供ができたから…俺、結婚するわっ』
あっさりとしたものだった。