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貴方の心と身体を癒してさしあげます
第3章 藤子×都筑 - マテ貝で繋がる願望
「もう、意味わかんないんですけど?都築…お兄さん」
“くん”とも“さん”とも呼びにくく、お兄さんと呼んでしまった。
それを嫌な顔一つせずに、せっせと穴を掘っては塩を入れて行き、その後をついて行き、できたマテ貝を私がGETしていく…初めて組んだとしては中々良いコンビだと思うほど。
2時間も夢中になっているとバケツの中はマテ貝でいっぱいになった。
さすがの彼も体力の限界か、背筋を伸ばしていた。
「これ、めっちゃ腰にくるね。やばいやばい」
「都築兄さんってば、はりきりすぎだって。明日、全身筋肉痛だよ。絶対」
「マジ??困ったぁ~」
困ってもないくせに困った顔をする。
その笑顔がやっぱりキラキラして見えた。
「そういえば、俺って“都築兄さん”って呼ばれてる?」
今頃気が付いたのか彼が聞いてくる。
どんだけ夢中???
「都築さん?都築ちゃん?都築くん?どれも合いそうになかったので勝手に兄さんと呼ばせてもらいました。ダメ?」
「全然。むしろ、うれしいかも~俺、妹できた!!」
ほくほく顔の彼は、砂まみれの手で私の髪をくしゃくしゃにする。
「あーーー。砂まみれの手で触らないでよ~」
“くん”とも“さん”とも呼びにくく、お兄さんと呼んでしまった。
それを嫌な顔一つせずに、せっせと穴を掘っては塩を入れて行き、その後をついて行き、できたマテ貝を私がGETしていく…初めて組んだとしては中々良いコンビだと思うほど。
2時間も夢中になっているとバケツの中はマテ貝でいっぱいになった。
さすがの彼も体力の限界か、背筋を伸ばしていた。
「これ、めっちゃ腰にくるね。やばいやばい」
「都築兄さんってば、はりきりすぎだって。明日、全身筋肉痛だよ。絶対」
「マジ??困ったぁ~」
困ってもないくせに困った顔をする。
その笑顔がやっぱりキラキラして見えた。
「そういえば、俺って“都築兄さん”って呼ばれてる?」
今頃気が付いたのか彼が聞いてくる。
どんだけ夢中???
「都築さん?都築ちゃん?都築くん?どれも合いそうになかったので勝手に兄さんと呼ばせてもらいました。ダメ?」
「全然。むしろ、うれしいかも~俺、妹できた!!」
ほくほく顔の彼は、砂まみれの手で私の髪をくしゃくしゃにする。
「あーーー。砂まみれの手で触らないでよ~」