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貴方の心と身体を癒してさしあげます
第3章 藤子×都筑 - マテ貝で繋がる願望
「都築兄さん。もっと絶景の場所があるから行かない??高いところが平気ならばなんだけど…」
「俺、高いところも、好き」
私に言っているわけでもないのに“好き”と言う言葉だけで反応してしまう。
頭を振って、良からぬ思いを振り払い彼を案内する。
舗装されている山すそを海を眺めながら5分ほど歩き、柵を超える。
それを超えて踏み出せば断崖絶壁の裂け目に挟まれたまま浮かぶ巨石・大自然の奇跡がお目見えする。
挟まれている岩はフラットになっていて人が乗って向こう側に行ける。
だけど、危険なため立入禁止になってはいるが、地元では有名な場所だった。
「何?これ??すっげ~~~。かっけ~~~」
一瞬にしてテンションが上がって興奮する彼。
先ほどまでの甘い感じがなくなり、寂しくもホッとしている私がいた。
「藤子!すごい!!乗れる」
躊躇せずに挟まった岩に乗ってぴょんぴょん跳ねだす。
「ちょっ…危ないって…たまに下から吹き上がる風が強くなるから飛んじゃダメだって」
彼に近づいて手を差し出して引き戻そうとする。
「俺、高いところも、好き」
私に言っているわけでもないのに“好き”と言う言葉だけで反応してしまう。
頭を振って、良からぬ思いを振り払い彼を案内する。
舗装されている山すそを海を眺めながら5分ほど歩き、柵を超える。
それを超えて踏み出せば断崖絶壁の裂け目に挟まれたまま浮かぶ巨石・大自然の奇跡がお目見えする。
挟まれている岩はフラットになっていて人が乗って向こう側に行ける。
だけど、危険なため立入禁止になってはいるが、地元では有名な場所だった。
「何?これ??すっげ~~~。かっけ~~~」
一瞬にしてテンションが上がって興奮する彼。
先ほどまでの甘い感じがなくなり、寂しくもホッとしている私がいた。
「藤子!すごい!!乗れる」
躊躇せずに挟まった岩に乗ってぴょんぴょん跳ねだす。
「ちょっ…危ないって…たまに下から吹き上がる風が強くなるから飛んじゃダメだって」
彼に近づいて手を差し出して引き戻そうとする。