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貴方の心と身体を癒してさしあげます
第3章 藤子×都筑 - マテ貝で繋がる願望
「うん。いいよ。想いのままを口にすれば。藤子の意のままに何でも叶えてあげるよ。心も身体も」
一瞬、彼の腕が強まった気がした。
その強さに私の心が掴まれた。
「恋人のように…甘いひと時を都築と過ごしたい……です…」
―――カサッと草むらに何かが落ちる音がする。だけどそれは私には聞こえなかった。
彼に乗せられて口に出したバカみたいな願い事に自分で呆れてしまった。
そんな夢のような話があるわけがない
「お代はもらったよ…藤子の願い叶えてあげる」
頭の上にキスをされて、今まで以上に優しい声で囁かれた。
彼の腕が解かれ、私の手を取り絡めてくる。
「もっと、俺に体重掛けていいよ」
その言葉に自然と身体が動き、彼に寄りかかる。
話すこともなく時間だけがゆっくりと過ぎていく。
それでも、それだけ十分だった。
この空間に言葉なんていらない。
邪魔なだけだと感じた。
夕日が沈むまで留まるつもりがなかったのに時間は流れて陽が傾き始めた。
風が冷たくなり薄着の私は寒くなってくる。
一瞬、彼の腕が強まった気がした。
その強さに私の心が掴まれた。
「恋人のように…甘いひと時を都築と過ごしたい……です…」
―――カサッと草むらに何かが落ちる音がする。だけどそれは私には聞こえなかった。
彼に乗せられて口に出したバカみたいな願い事に自分で呆れてしまった。
そんな夢のような話があるわけがない
「お代はもらったよ…藤子の願い叶えてあげる」
頭の上にキスをされて、今まで以上に優しい声で囁かれた。
彼の腕が解かれ、私の手を取り絡めてくる。
「もっと、俺に体重掛けていいよ」
その言葉に自然と身体が動き、彼に寄りかかる。
話すこともなく時間だけがゆっくりと過ぎていく。
それでも、それだけ十分だった。
この空間に言葉なんていらない。
邪魔なだけだと感じた。
夕日が沈むまで留まるつもりがなかったのに時間は流れて陽が傾き始めた。
風が冷たくなり薄着の私は寒くなってくる。