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貴方の心と身体を癒してさしあげます
第3章 藤子×都筑 - マテ貝で繋がる願望
「にゃ~おん」
いつの間にか足元に擦り寄ってきた猫に気が付く。
翡翠色の目をしたフサフサのペルシャ猫。
野良猫にしては毛並みがきれいだった。
「寒いよね??その猫でも抱いてなよ」
その猫は彼の言葉が分かるのか、私の膝の上に乗ってきた。
彼は手を離してくれて、私は猫を両手で抱きあげて胸に引き寄せる。
ふかふかで寒さが一気に遠のいていく。
「暖かい??」
「うん。都築兄さんは寒くない?」
「…」
彼の返事が返ってこない。
振り返って彼を見上げた。
そこには優しい目が私を見つめていた。
「恋人に兄さんはないよね…都築って呼んでみて」
恋人と言う言葉に反応してしまう。
「…つっ…都築…」
「もう一度呼んで」
彼の手が私の頬を撫で、私の唇を人差し指で撫でていく。
その後の行動は考えてなくても分かる。
私が望んだ、恋人のような甘いひと時…
「都築…」
彼はにっこり微笑んで、予想したとおりに、キスをしてくれた。
甘くて、優しく大人なキスだった。
いつの間にか足元に擦り寄ってきた猫に気が付く。
翡翠色の目をしたフサフサのペルシャ猫。
野良猫にしては毛並みがきれいだった。
「寒いよね??その猫でも抱いてなよ」
その猫は彼の言葉が分かるのか、私の膝の上に乗ってきた。
彼は手を離してくれて、私は猫を両手で抱きあげて胸に引き寄せる。
ふかふかで寒さが一気に遠のいていく。
「暖かい??」
「うん。都築兄さんは寒くない?」
「…」
彼の返事が返ってこない。
振り返って彼を見上げた。
そこには優しい目が私を見つめていた。
「恋人に兄さんはないよね…都築って呼んでみて」
恋人と言う言葉に反応してしまう。
「…つっ…都築…」
「もう一度呼んで」
彼の手が私の頬を撫で、私の唇を人差し指で撫でていく。
その後の行動は考えてなくても分かる。
私が望んだ、恋人のような甘いひと時…
「都築…」
彼はにっこり微笑んで、予想したとおりに、キスをしてくれた。
甘くて、優しく大人なキスだった。