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貴方の心と身体を癒してさしあげます
第3章 藤子×都筑 - マテ貝で繋がる願望
「藤子…口開いて…」
そういってもう一度キスをする。
今度は言われたとおりに口を開いて…彼の舌がするりと入り込んで口内をうごめく。
経験も少なく、余裕もない私は彼にされるがままに受け止めていく。
抱いていた猫を離して彼に手を回して体制を変える。
何もない夕焼けが沈む波間に2人のいやらしい音だけが響き渡る。
――――♪♪♪♪♪♪
甘い時間を壊したのは、ポケットに入れている私のスマホ。
このメロディは見なくても分かる。
家からだ!!
「出ていいよ」
唇を離して、彼が私のポケットからスマホを取り出して渡してくれた。
ボタンを押して耳に当てた途端に大きな声がまくしたてる
『藤子!!どこで何やってるの!!!お客さん一人連れてくるって言って全然帰ってこないじゃないの!本当に来るの?それとも来ないの?食事の準備があるんだからはっきりしなさい!!』
目の前の彼にも聞こえているらしく、クスクスと笑われた。
「そんな大きな声ださないでよ…今、島内を案内してたところなんだから」
『だったら、その人来るのね。食事の準備していいのね』
「うん。あと30分ぐらいしたら帰るから……連絡遅くなってごめん…」
『まぁ…無事ならそれでいいんだけど…気を付けて帰ってらっしゃいね。じゃっ』
私の声を聞いて安心したのか、一方的に切られた。
そういってもう一度キスをする。
今度は言われたとおりに口を開いて…彼の舌がするりと入り込んで口内をうごめく。
経験も少なく、余裕もない私は彼にされるがままに受け止めていく。
抱いていた猫を離して彼に手を回して体制を変える。
何もない夕焼けが沈む波間に2人のいやらしい音だけが響き渡る。
――――♪♪♪♪♪♪
甘い時間を壊したのは、ポケットに入れている私のスマホ。
このメロディは見なくても分かる。
家からだ!!
「出ていいよ」
唇を離して、彼が私のポケットからスマホを取り出して渡してくれた。
ボタンを押して耳に当てた途端に大きな声がまくしたてる
『藤子!!どこで何やってるの!!!お客さん一人連れてくるって言って全然帰ってこないじゃないの!本当に来るの?それとも来ないの?食事の準備があるんだからはっきりしなさい!!』
目の前の彼にも聞こえているらしく、クスクスと笑われた。
「そんな大きな声ださないでよ…今、島内を案内してたところなんだから」
『だったら、その人来るのね。食事の準備していいのね』
「うん。あと30分ぐらいしたら帰るから……連絡遅くなってごめん…」
『まぁ…無事ならそれでいいんだけど…気を付けて帰ってらっしゃいね。じゃっ』
私の声を聞いて安心したのか、一方的に切られた。