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第5章 お互いさまなんだよ

「…トモくん…手…あの…」

座ろうにも

ソファーに腰かけたトモユキの左足を跨いだ状態で私は立っていた
臀部は両手で抑えられていて
一度体を引くことができない

トモユキは
臀部を抑えていた右手をふともも、ひざの裏と滑らせ
私の左足をつかんだと同時に自身の右足を私の間へ入れ込んだ

その拍子に

私はバランスを崩し
押されるがまま完ぺきにトモユキの上に座り込み

対面座位になった