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枯れた花に愛をください
第1章 ~不運な私~

翌朝、私は朝早くから求人のチラシを眺め、自分に出来そうな仕事を探した。
前は旦那と同じ会社の受付の仕事をしていたから、履歴書に書けるような資格やスキルも特に持っていない。
「経験者募集…ーーパソコンスキルをお持ちの方、募集…ーーうーん…」
思った以上に、出来そうな仕事って無いと実感。
3年も仕事をしていないと、自分に何が出来るのかわからなくなってくる。
しかし、選り好みしていたら前に進めない。
「と、とりあえず、電話してみよう」
前と同じ受付の仕事なら、経験があるから雇ってくれるかもしれない。
私は汗ばんだ手で、求人先に電話をかけた。
いい大人なのに、緊張して声がうわずってしまう。
中小企業の受付の求人に電話をしてみると、まだ募集中なので一度面接をとのこと。
思ってもいなかった新しいチャンスに、思わずよしっとガッツポーズをした。
「明日の昼に面接かぁ…ーー」
しばらく着ていなかった就活用のスーツをクローゼットから引っ張り出す。
…ーー少しだけ、前に進めた気がして何だか嬉しい気持ちで満たされる。
少しずつ、自分で前を向いて歩いていきたい。
…ーー今はただ、それだけ。
前は旦那と同じ会社の受付の仕事をしていたから、履歴書に書けるような資格やスキルも特に持っていない。
「経験者募集…ーーパソコンスキルをお持ちの方、募集…ーーうーん…」
思った以上に、出来そうな仕事って無いと実感。
3年も仕事をしていないと、自分に何が出来るのかわからなくなってくる。
しかし、選り好みしていたら前に進めない。
「と、とりあえず、電話してみよう」
前と同じ受付の仕事なら、経験があるから雇ってくれるかもしれない。
私は汗ばんだ手で、求人先に電話をかけた。
いい大人なのに、緊張して声がうわずってしまう。
中小企業の受付の求人に電話をしてみると、まだ募集中なので一度面接をとのこと。
思ってもいなかった新しいチャンスに、思わずよしっとガッツポーズをした。
「明日の昼に面接かぁ…ーー」
しばらく着ていなかった就活用のスーツをクローゼットから引っ張り出す。
…ーー少しだけ、前に進めた気がして何だか嬉しい気持ちで満たされる。
少しずつ、自分で前を向いて歩いていきたい。
…ーー今はただ、それだけ。

