この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
枯れた花に愛をください
第1章 ~不運な私~
翌朝、私は朝早くから求人のチラシを眺め、自分に出来そうな仕事を探した。
前は旦那と同じ会社の受付の仕事をしていたから、履歴書に書けるような資格やスキルも特に持っていない。

「経験者募集…ーーパソコンスキルをお持ちの方、募集…ーーうーん…」

思った以上に、出来そうな仕事って無いと実感。
3年も仕事をしていないと、自分に何が出来るのかわからなくなってくる。
しかし、選り好みしていたら前に進めない。

「と、とりあえず、電話してみよう」

前と同じ受付の仕事なら、経験があるから雇ってくれるかもしれない。
私は汗ばんだ手で、求人先に電話をかけた。
いい大人なのに、緊張して声がうわずってしまう。
中小企業の受付の求人に電話をしてみると、まだ募集中なので一度面接をとのこと。
思ってもいなかった新しいチャンスに、思わずよしっとガッツポーズをした。

「明日の昼に面接かぁ…ーー」

しばらく着ていなかった就活用のスーツをクローゼットから引っ張り出す。
…ーー少しだけ、前に進めた気がして何だか嬉しい気持ちで満たされる。


少しずつ、自分で前を向いて歩いていきたい。

…ーー今はただ、それだけ。

/3ページ
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白いエモアイコン:共感したエモアイコン:なごんだエモアイコン:怖かった
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ