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あなた、エロい女でごめんなさい
第6章 同窓会は....密の味
....10月27日
新幹線を乗り継いで着いた先は、《湯の嵐プリンスホテル》

「....す....ご....」
その建物の立派な外観に圧倒される

さすが、会費3万円なだけあるよ
....むしろ安いくらいかな
1泊付きでだもん

............1泊付き
そう、今回の同窓会は
1泊2日

旦那に相談した時、少し驚いてたけどふたつ返事でOKを出してくれた

「....少しくらい心配してくれてもいいじゃない」
チクリと胸が痛む

................ふぅー
長い溜め息を吐いて空を見上げる

秋晴れの綺麗な空は高くて、吸い込まれそうだった

微かに漂ってくる金木犀の香り
小学校の校庭に沢山植えられてたから
授業中も休み時間もずっとその匂いに包まれて過ごした

思い出すあの頃....
好きだった男の子の事........

鳴海君............
来てるかな

いつの間にか旦那の事なんて頭から消えてた

........私は、ただの女になっていた
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