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第5章 店長、教えて下さい....

.....ドクンドクン

心臓の音が、脳内を支配する

獣のようなその目つきから逃れられない

少し後ずさりしながら
「........たっ試す....って？」
分かりきった事を聞いた

「........はっきり言ってほしい？」
店長は意地悪な目で、私を崖から快楽の底へ落とそうとする

でも........
ダメ........誘惑に負けたら....ダメ

「........そんな事、出来ないです
旦那がいるから....」

「....ここには、いないよ？」

.....そんな事言って、私の本能を掻き立てる店長は....本当に危険な人

「....でも、裏切れない」
シャンとした目で見返した

「........仕事だとしても？
仕事だとしても、蘭ちゃんは断るの？」

「....えっ？店長.......それは、どういう....意味ですか？」

「さっき、契約書にサインしたよね？
そこに、大人の玩具の陳列とそれに........付随する業務........って書いてあったんだけど」

「....蘭ちゃん、お客様に、買ってもらうためにはその商品の事よく知っておく必要があるよね？」

「........は....い」

「........じゃあ、蘭ちゃんに質問！
....どうしたらその商品の事、お客様に説明出来るかな？」

「................................................」
言葉に出来ない私は、顔を赤らめて俯いた