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忘れない
第3章 温もり…


『・・・おかえり』

おばあちゃんが母にそう言うと

母は泣き崩れた。


今まで我慢してきたんだろう
子供の前では弱い所を見せないようにと。


おばあちゃんに
私と兄に家の中へ入ってなさいと言われたが


寒空の下、蹲りながら泣いてる母を見るとなかなか入る事は出来なかった

この時、幼いながらに決意した。

『母に迷惑をかけちゃだめだ』って・・・
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