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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第9章 盟主的暗躍
「ところで盟主‥
その担がれている者は餌でしょうか?」
「餌でしたら、こんな手間をしますか‥
これはルークのお気に入りです、まだ調教すらしていない素人娼婦ですが、此処でならルーク好みに調教出来るでしょう」
「それは俺の仕事です盟主・・」
「当たり前です、調教は貴方の管轄な筈‥
とはいえルークの好みは私も知りません、直接本人に聞いて欲しいものですね」
調教と拷問‥
拷問の方に走らなければ良いが、あまり期待は持てないよう。
「余談は此処までです‥
気が向きました、調和と混沌の賢人よ、2日後までに無階級150人をミュンヘン郊外に揃えなさい‥
盟主としての命です、従わなければ‥‥分かりますね??」
精神を統一し、聖遺物と波長を合わせて力を解放‥
力は風‥この居城全てを飲み込む程の風‥竜巻‥鎌鼬‥‥
「お止め下さい盟主っ!」
「我々は盟主の僕!
全ては盟主の為に‥!!」
「盟主っっ!!」
風は賢人共すらも襲う‥
どの場所にでも入り込める風を、回避する事はほぼ不可能‥
戸惑い従うと騒ぐ賢人共に満足し、私は少しだけ力を弱くした・・・