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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第9章 盟主的暗躍
「従うというのなら異論はありません‥
私に余計な力を使わせたくなくば、素直に命を聞く事です」
「「「「全ては盟主の為に‥‥」」」」
賢人共全員が跪き礼の姿勢を取った事で、私は力を完全に抑えた‥
本部遺跡内は力を行使しやすい‥
ただし全く消耗しない訳では無く、私の方にも少しばかりのダメージは来る。
「直ぐに無階級150人、ミュンヘンへ向けて出発させます」
「・・・
表向きの指揮はアドルフ・ヒトラーという男性、ナチ党で指導者と呼ばれている者‥
裏でルークに指揮をさせます、そろそろ構わないでしょう」
「ルーク・ガルシアに‥
畏まりました、その様に手配致します盟主」
秩序と混沌は無階級の手配を‥
調教と拷問はパウリーネを‥
それぞれに分かれ、動きを開始した。
「さて私はどうしますかね‥
とりあえずは餌でも頂きます、また暫く外でしょうし補給は必要‥違いますか鮮血と禁断?」
「はい・・ご用意致します」
鮮血と禁断の賢人は、餌の管理が役目‥
私好みの餌を確実に用意する。
「・・・盟主・・・」
一番後ろに控えていた賢人‥儀式と秩序の賢人‥
賢人階級筆頭であり、Cross sels(クロスシールズ)No.2、聖遺物への儀式と秩序の方向性を決めるのが役目。