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ドS教授は変態です。
第3章 なにごとも諦めが肝心

軽く傷の手当てをしてからベッドに潜り込む。

今日あったことを思い返した。

合コンに行って

黒木壱也に会って、サインもらって

キスされそうになって、勢いで殴って

帰り途中に襲われてレイプされそうになって

‥あの男に助けられて

そして、なぜかうちに泊まられて

はぁ‥自然とため息が出た


面倒なことはごめんだ。

普通がいちばん。



そんなとりとめのない事をぼんやり考えながら

いつのまにか私は意識を手放した。



頬を髪を優しく撫でられる。

ふいに温かさに包まれ、気持ちよくてすり寄った。

大きな手が、優しく背中を撫でる。

気持ちいい‥‥

‥‥‥ん?


ぱちりと目を開ければ、じっと目を細めてこちらを至近距離で見ている男と目があった。


「は‥‥え‥‥?」

なんでこの男がここにいるわけ?

それに、なんで腕枕されながら、足を絡められて背中をさすられているわけ?

「起きたのか」

そういって、ニッと目を細めて笑った。


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