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ドS教授は変態です。
第3章 なにごとも諦めが肝心


熱いお湯を全身に浴びる。

‥‥なんか今日は疲れた‥‥

あ、というか茉莉花置いて帰って来ちゃったな‥

まぁ、いいか。

なんか楽しそうだったし。

それよりも、あの男。

どういうつもりなんだろ。

S大の教授とかって言ってたけど、若すぎない?
どう見ても20台後半か30台前半くらいにしかみえないんだけど。

それにあの態度。

理解不能すぎる。

さっさと一宿一飯の恩を売り、速やかにわだかまりを解消して
帰っていただこう。そうしよう。


「イタっ」

体を洗い始めると石鹸の泡がしみた。

どうやら押し倒されたり、押さえつけられたりして、肩や足に
傷ができてるようだ。よく見ると手首も赤くなっている。


はぁ。ほんと、ついてない最悪な1日だったな‥。


お風呂から上がり部屋へ向かう。

いつもはTシャツ1枚だけど‥

さすがに、これだけってわけにはいかないよなー。

と、バスルーム横にある小さなクローゼットに直している
パジャマを入れている引き出しを開けた。

ごそごそと探すがハーフパンツしかない。

もーいっか。これで。

リビングへ向かうとテレビがついていたので、

「よかったらお風呂入りませんか?」

と声をかける。

が、無反応。

「?」

ソファを覗き込むと、どうやら眠っているらしかった。

「ほんとに泊まる気なのね‥」

取り敢えず、毛布をかけておく。


今日は疲れた‥

私も寝よ‥‥
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