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ドS教授は変態です。
第4章 爽やか桐生くん
「そ、そんなの、桐生くんに関係ないでしょ?」
そうだ、あんな事、他の人に説明する必要ない。
「そうですね。確かに、関係ないですね。でも…」
強く抱きしめられていた腕が緩む。
「あっ」
ぐいと引っ張られて体勢を崩し、マットに倒れこんだ。
気づけば、桐生くんが上にのし掛かり上から見下ろしている。
「あ、あの桐生くん?」
桐生くんは、一瞬つらそうな顔になりながら、首を振り、
私の首元に顔をうずめる。
「だめです。もう…我慢、できません」
耳元で囁かれる少し掠れた声。
「き、りゅうく…んむっ」
理解するより早く、ぬるりと差し込まれた舌の感覚に反応してしまう。
ぞわぞわと肌が 粟立つ。
ゆっくりと優しく口内を溶かされる。
「んんっ、は、やめ、んっ」
やめて、と言いたいけど口を塞がれては言葉にできない。
こんな、こんな事していいわけない。
桐生くんの気持ちには答えられないって伝えたのにどうして…
ああ、でも、こんなことしている間にあの悪魔が来てしまうかもしれない。
「…なにを。」
「……え?」
「なにを、考えているんですか?」