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ドS教授は変態です。
第4章 爽やか桐生くん


桐生くんと、私、2人だけのこの空間に響くもう1人の声。

桐生くんが上に乗っているから、姿は見えない。

でも、この声は…。

この高圧的で色気のある低音の声は…。


茅野 …マツリ……。



振り向いた桐生くんが、冷たい声で問う。


「なんだ、お前は……。」


「楽しそうなとこ悪いな。

その女に用があるんだ。返せ。」


「…いやですね。」

私の中にあった指をぬるりと抜き取る。

「っあ」

思わず声が漏れた。

「くす」

桐生くんが指をペロリと舐めた。

茅野マツリは眉を歪める。

「あなたが、先ほどの電話の人ですね?」

「あ?」

「ああ、スピーカーにして、聞いていたんです。」

「へぇ。なら、話は早い。どけよ。」

「…あれを聞いて彼女を渡すとでも?
聞けば、彼女と付き合っているわけでもないんでしょう?」

「まぁ。付き合ってはないな。」

「なら、彼女をあなたへ渡す理由がない。」

「………」

「くす、正当な理由なんてとても言えないでしょう?」

「…じゃあ、お前は?」

「俺は、彼女を愛してます。あなたは?」


「…………気に入ってる」

眉間にしわをよせ、答える。


「っぷ、ははっ、なんですかそれ。
ああ、すみません。そんな嫌そうな顔で言われるから面白くて」


「…俺は執着しないはずなんだが、何故かその女が気になる。
そして、どうやら、その女の事を気に入ってるようなんだ。
やっかいだけどな。」

「自分の事なのにおかしいですね。


でも……その程度なら諦めてください。」


振り向いて、ぐったりとする私をだきおこす。
膝の上に横抱きにすると、するりと胸に手を伸ばしやわやわと揉み、首筋をペロリと舐め上げた。

「っあ…、う…」

「彼女は俺の大切な人ですから」

「はぁ…」

マツリのため息が聞こえる。

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