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第2章 最悪の出会い

「ちょっと！今回のまぢでヤバイよ！」


友達の茉莉花が、いつものように合コン話を持ってきた。


「はぁ、また？行かないからね」


「何言ってんの？もう人数入ってるし！明後日だから！

それに、S大だよ？」

「S大？」

「そう！あそこ、まぢ顔面偏差値高いんだから！そして、今回なんと、S大人気１位のイケメン教授もくるんだよー？！」

「教授がぁ？」

「そうそう！なんかね、教授と仲のいい学生と友達が仲よくて、
約束したんだって。」

「学生の合コンにくる、教授て‥世も末だねぇ。」

「何おばさんくさいこと言ってるのよ。ユラは美人なんだから、きてもらわないと困るの！」

「はー？メンドくさい。」

「おごるから！あの、イタリアンのお店よ♡行きたいっていってたじゃない！」

「‥‥‥そうなの？」

（わかりやすく、心がグラついてる！！もうちょっとだ！）

「それに、S大のあの人もくるよ！えと、あのー、くろ、黒木？だっけ、
ユラの好きなあの本書いた人！」


「黒木壱也？！」

「あ！そのひと！いちなりさん！」

「何、名前で呼んでるのよ。行く」

「へ？」

「行くから。その合コン、いつ？」

「だから、明後日！」