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ドS教授は変態です。
第2章 最悪の出会い
「‥‥‥ねぇ。」
「やだ〜ショウヤくん、法学部なの?!きゃー!すごーい♡」
「‥‥ねぇってば。」
「ん?なによーユラ!今、いそがし‥「‥‥黒木壱也は?」」
「え?えとー」
「あっ、黒木先生は後でくるよ〜」
ふわふわパーマの子犬系の可愛い男の子がはーいと手を挙げて言う。
「‥‥ほんとに?」
「‥‥黒木先生のファンなの?」
コクリと首を傾げて聞いてくる。
男なのに、何この仕草。怖いんだけど。
「やーん、可愛いー!!この子、無愛想でごめんねー!
本大好きなの!今日も黒木先生?が来るって言ったら参加するって言ったくらいなのよ〜」
「へー、本のファンなんだ。黒木先生かっこいいから、先生自身のファンなのかと思ったよー。あ、僕はミツキだよ、よろしくね!
茉莉花さんに‥えっと」
「‥蒼井です。」
「あおいちゃん?」
「違う違う!蒼井は苗字よ〜、ちゃんと自己紹介しなさいよ!まったく」
「はぁ。蒼井 ユラです。」
「ユラさんかぁー!可愛い名前だね!」
「はぁ、どうも。」
「こら、ミツキばっかりズルイな、俺も話したかったんだからなー!」
爽やか系イケメンが、いつの間にかいなくなった茉莉花の席に座ってきた。
「俺はナオト。よろしくね!ユラちゃん。」
馴れ馴れしいな、爽やか系のくせに。
「どうも。」
にしても、黒木先生はいつ来られるんだろう。
サインもらおうと思って本持ってきたのに、はあ。