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あんなこんなエロ短編集
第21章 裏のかお

ーーーーーー異空間。
そんな言葉が脳裏に浮かんだ。
通された部屋には、
映画に出てきそうな長方形のテーブルに椅子が沢山。
静まり返っており、
天井にはシャンデリアがある。
「お気に召すかどうか………」
老婆がクッキーと紅茶を出してくれた。
冴子は端っこの椅子に座り、
「ありがとうございます。
いただきます」
と紅茶を一口飲む。
「美味しい!」
目が覚めるような美味さだ。
紅茶には全く知識がないが、
上等なものだと直ぐに分かる。
「あら、まぁ。
嬉しゅうございます。さぁさ、クッキーも召し上が
って下さいな」
クッキーも美味しい。
(これが雪文さんの生活の場所………)
カルチャーショックを受けた。
あんなに仲良く過ごしていたが、
冴子が見ていたのは雪文の爪の先程度だ。
ふと、感傷的になった。
「ーーーーーあ!
雪途くん………体調はどうでしょうか?」
今日は雪途に会いに来たのだ。
我に返り、老婆に尋ねた。
老婆は大きな目を床に落とした。
「それが…………、
食事も殆どとらず………実を言うと部屋からあまり
出て来ないのです」
そんな言葉が脳裏に浮かんだ。
通された部屋には、
映画に出てきそうな長方形のテーブルに椅子が沢山。
静まり返っており、
天井にはシャンデリアがある。
「お気に召すかどうか………」
老婆がクッキーと紅茶を出してくれた。
冴子は端っこの椅子に座り、
「ありがとうございます。
いただきます」
と紅茶を一口飲む。
「美味しい!」
目が覚めるような美味さだ。
紅茶には全く知識がないが、
上等なものだと直ぐに分かる。
「あら、まぁ。
嬉しゅうございます。さぁさ、クッキーも召し上が
って下さいな」
クッキーも美味しい。
(これが雪文さんの生活の場所………)
カルチャーショックを受けた。
あんなに仲良く過ごしていたが、
冴子が見ていたのは雪文の爪の先程度だ。
ふと、感傷的になった。
「ーーーーーあ!
雪途くん………体調はどうでしょうか?」
今日は雪途に会いに来たのだ。
我に返り、老婆に尋ねた。
老婆は大きな目を床に落とした。
「それが…………、
食事も殆どとらず………実を言うと部屋からあまり
出て来ないのです」

